思い出深いマイアミ浜
砂浜のコースは、苦手中の苦手。
苦手意識が高いのである程度諦めがついて
普段よりもリラックス効果があるんだろうか。
シクロクロスやっている人から良く聞く話だけど、
自分が得意だと思っているコースに限って、
リザルトがふるわない。
2年前のマイアミ浜のC2レースは、全くやる気がなかった。
試走でウルフトゥースのドロップストップチェーンリングで
初めてチェーン落ちをした。チェーンを見ると、
オイルに砂が付いて歯の噛みこみを邪魔していたので、
試走終わりに洗剤でチェーンのオイルを抜いたのを思い出した。
ゼッケン番号は1番。やる気はなかったです。
写真の青いジャージの先輩は、2年前のマイアミ浜の前の
美山のC2優勝者。自分は3位で、2位まで昇格のレースだったので、
ゼッケン番号が1番になったんだった。
レースって面白いもので、やる気のない時に限って
ホールショットをくれる。レース前は、かなりネガティブな
自分だけど、レースになるとバチーンとスイッチが入る。
別人のようにポジティブになる。今考えるとコーナリングも
無茶苦茶な走り。でも砂での乗車は諦めて、全部降りて走った。
コケもメカトラもなく、後続との差が17秒くらいついて
ゴール。
ゼッケン番号1番のジンクスっていうのがあったりするんだろうけど、
人生で初めての表彰台の一番上。そして、C1への昇格。
人生で初めて表彰台に上がったのもシクロクロスだった。
レースである以上、簡単には勝たせてもらえない。
皆本気やからね。
関西シクロクロスには、有名人がたくさんいる。
それぞれの地域でレジェンドがいる。
関西シクロクロスのC2の通称「ドロボー」さん。
良い人が唐草模様のジャージを着て走っているようなお方なんですが、
今回C1への昇格を果たした。14年間C2で走っていたということで、
C2の牢名主的存在だった。
関西人は「あぁ~、昇格してしまう~!!」
「ずっとC2走っててほしいのに!」って言うてまう。
ご存知の方は、ご存知でしょうが、C2レースって大会スケジュールの
一番最後で一番注目されない時間帯のレースなんですね。
特に年明けからの寒い時期になると、日が暮れてレースが終わった人は
とっとと家に帰るので、レースが終わった時にはコースの撤収が
すでに開始されているような閑散とした状態。そんなC2で14年。
自分は、いつも応援してくれるドロボーさんと今度はC1で
戦えるのとをとても楽しみにしています。
表彰台争いをしているC1の人たちもいますが、自分たちおっさんらは、
それぞれの戦いがあってそれを楽しんでいます。表彰台の一番上に
立つのも一つの目標だけど、いつもの仲間とシクロクロスを本気で
戦う楽しさっていうのも自分らしく生きて行くことに繋がっている。
先輩たちにレースでいろんなことを教わって、仕事に生活に
それを活かして行くことができると思っています。
年内のシクロクロスレース、そして自転車のレースはこれにて終了。
年末年始に絞って、来年の希望ヶ丘のレースに挑みたいと思います。
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