関西シクロクロスのレース時間割変更について

A

↑変更前

2020年から、関西シクロクロスの
時間割が変更になります。

B

↑変更後

大きな違いは、CL1をC2と同じ時間帯に
変更したことですね。

結構大胆な変更だと思いました。
C2は、レースの最終出走。

C2で走ったことがあるとわかると思いますが、
C2でトップの人は周回遅れを抜くシチュエーションが
少ないんです。ほとんどないと言っていい。

実力差が慣らされている状態のカテゴリーなんですね。
そこにCL1が同じ時間帯に走るということは、
2分前を走ろうが、2分後に走ろうが必ず
CL1の選手を抜かないといけない。

各カテゴリーのタイムを比較すると。
(2019#1紀ノ川のデータ)

CL1トップ2周回ラップタイム 19:26
CL1 50%  2周回ラップタイム 21:56

C2トップ2周回ラップタイム 17:22
C2 50%  2周回ラップタイム 19:24

C3トップ2周回ラップタイム 17:57
C3 50%  2周回ラップタイム 20:02

C4トップ2周回ラップタイム 19:36
C4 50%  2周回ラップタイム 22:18

CL1を実力別カテゴリーに当てはめると
競技時間が10分短いC4のところに該当します。

ちなみにCM1は、C2とほぼ同等になります。

CL1は、競技時間が40分なのとコースが
エリートと同じなのがネックになって、
ショートコースがある場合、午前中の
カテゴリーと同じにできない。

CM1の人数がすごい多くなってきたので、
人数が少ないカテゴリーに振らざるを得ない
感じだと思います。

CM1とC2の選手の決定的な違いが、
昇格が掛かっているかどうか。

CM1は、昇格がない。
C2は、昇格がある。

ほかのどのカテゴリーよりも
抜け出したいと思っている人が多い
のがC2なんですね。

CL1も当然昇格はないし、降格なんて
存在しないんじゃないか。CL2からの
昇格だってほとんど自己申告レベルで、
昇格する苦労ってC2からの比じゃない。

C2の選手は、当然マスターに比べて年齢が低く、
テクニックよりも力でなんとかしようとする人が多い。
はっきり言って紳士ばかりではないのだ。

ある程度の若さと昇格欲と荒いハンドリングで
きっと暴言を吐いたりする人が出てくると思います。

自分は、CM1の降格条件をかなり厳しくした方が良いと思いますが、
個人的には、午後からのスケジュールは、事故が起こる前に
元に戻した方が良いという考えです。