シマノの自転車部品の世界シェアは、なんと85%。
変速機付き自転車(いわゆる完成車)にシマノの
コンポがついている割合は、70%。
10台に7台がシマノのコンポがついているということ
これはすごい驚異的なことです。
残りの3割がカンパやスラム、その他のメーカーで、
争っているという状況です。
私の約10年間のロードバイク人生の中で、
7年目くらいにスラム(機械式REDとRED eTap)を
取り入れました。
そして10年目にしてようやくカンパに手を出したのです。
これには理由があって、スラムはスプロケット(リアの変速ギア)が、
シマノと互換性があるのです。なので、シマノのホイールシステムが
そのまま流用できるので、導入コストが非常に安く済みます。
そう、今までシマノのコンポの為にたくさん買ったのが、
カンパでは使えない(一部流用できるといわれてますが)のです。
とはいいつつ、カンパをメンテナンスしたいと長年考えていたので、
今回妻のロードバイクにカンパをインストールする際には
いろいろと勉強になりました。
星形のトルクスの使用位置や、ブレーキシューの互換性、
前後ディレイラーのワイヤーワークと変速調整などなど。
今の自分の結論で言うと、メカとしての完成度は圧倒的にシマノです。
それは間違えなくて、製品の細部の作りこみと制度の高さ、
メンテナンス性を考慮した製品設計。それが、カンパよりも
安く手に入るので日本のメーカーは選ばない理由がないですよねw
「なんで性能が低いものをわざわざ高い値段で買う??」
となってしまいます。
完成車の値段を安く抑えたいのに、カンパのコンポを採用することで
10万円も値段が上がったのでは、他社と競争できません。
先日、大阪市内では有名なショップに行ってきましたが、
完成車でカンパを採用していたメーカーはカンパと同じ
イタリアのメーカー”デローザ”のみでした。
しかも数十台ある完成車のなかで、たった1台。
いかに日本国内でシマノが圧倒的なシェアがあるか
ひとめで理解できる光景でした。
ということは・・・
日本でカンパやスラムのコンポを使うということは、
逆に珍しいということになります。
ここで結論を申しますと、カンパにしてよかったことは、
他人と被らないこと!!
これに尽きます。
コメント