ヘッドパーツのメンテナンス

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ニコちゃんの厳しいチェックを受けながら、

レースバイクのヘッドパーツのグリス入れ替え。

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ヒルクライムレースに使っているFUJIのSLエリート(今は、SL1.1)です。

レース仕様の総重量は、5.7kgと超軽量。

タイヤとアルミのスプロケを軽量にした攻めた仕様にすると

5.4kgくらいには出来ますが、パンクリスクが上がるのと

変速性能が落ちるので、いろいろやった結果この重量に落ち着いてます。

そろそろホイールの寿命がきそうなので、お金を積めば100gほど

軽くできます。

3年ほどほぼレースのみで使用してきたので、結果的には

ほとんどグリスアップする必要はなかったです。

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中身の写真を撮り忘れてしまいましたが、ベアリングは、

汎用的なFSAの上下異形のもの。カートリッジになっているので、

性能が落ちてきたら、まるごと交換すればよいと思います。

ベアリングの玉が思っていたよりも小さいのと

構造的にシール性能が弱い印象があったので、

使用頻度が高い人は、割と頻繁にグリスアップした方が

良いと思いました。

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あと、ベアリングの玉が小さいと玉当たりの

調整が結構シビア。ヘッドキャップの締め付けを

強くするとすぐに回転が渋くなってしまい

ハンドリングのしくにさに影響してしまいますね。

緩すぎるとガタが起こり、乗り心地に影響します。

心地よい感じの調整をして、今回は終了。




GIANT Escape Air ヘッドパーツメンテナンス

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今回は、ヘッドパーツの分解洗浄、そしてグリスアップ。

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まずは、ヘッドパーツリムーバーでとゴムハンマーで圧入されている

上下のヘッドパーツをたたき出します。

ベアリングの分解、洗浄、グリスアップは動画をご覧ください。

このBBBのセミインテグラルヘッドパーツですが、現状でエスケープに合うと

されているのはこれしか知りません。他に情報ありましたらコメントください。

エスケープの出荷台数は分かりませんが、街でもよく見かけるので

そこらへんのロードバイクよりははるかに需要がありますね。

クロスバイクのヘッドパーツを交換する人は少ないでしょう。

メンテに出す人だってごくごく少数。

お店に「ハンドルが動かなくなった」と言ったら、

「もう新しい自転車に買い替えた方が早いですね」と言われるかも。

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ハンドルが動かなくなるまで放置していたのなら、コンポも

ガタガタのサビサビだと思われるので、お店の言い分も一理あり。

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ホームセンターで圧入工具を自分で作ってやっています。

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ちゃんとした工具の方が絶対に良いですよ。圧入作業なんて

一生に1,2回しかないだろうって思っていたのですが、

年に2回くらいはやってるので、やっぱり専用工具がほしい。

何より作業が早い=時間の節約。

今回は、新品のヘッドパーツに交換する予定でしたが、

ボールの焼き付きもなかったので、あと2シーズンくらいは

行けそうな感じでメンテで済ませました。

自分がお店をやってたら「新品に交換した方が良いですね」

って言いそうになるんだろうな。

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ハンドルがジャリジャリ言わずにグルグル回ります。

BBは、動きが渋いですが、さすがに分解できないので

さくっと新品に交換したいと思います。

仮組をして終了。

シクロクロスレースに向けてあれやこれやと考えたり、

起こりうるトラブルを想定してメンテをするのは、

レースを楽しむ一つの方法なんだと思います。

何より仕組みが理解できるのが良い。

本音をいうと、走るだけの身分になりたい。。。




FUJI SL Elite ヘッドパーツメンテナンス

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1年3か月ぶりにFUJI SLのヘッドパーツのベアリングをメンテしました。

BBと並んでメンテしずらいところなんですが、もしもゴリゴリになって

アウトになったらこういう規格パーツを取り寄せるのに一苦労なんて

ことになりかねないので、早いうちにメンテナンスすることにした。

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下ワンのベアリングパーツの品番です。FSAのものです。

考えてみたら、去年の大台ケ原、富士ゾンコラン、今年の富士ヒル、

はりちゅうなど雨のレースをずーっと走っていたので、さすがに

富士ヒル後くらいからハンドルを切るとジャリジャリ感が出てきた。

気にはなっていたんやけど、別の問題があってメンテできなかった。

別の問題はまた次回。

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上ワンのベアリングパーツです。

普通にFSAで入手可能な汎用パーツなんだろうけど、分解して

洗浄グリスアップすることに。

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下ワンのベアリングパーツの方がジャリジャリの原因だった。

ベアリングは簡単な構造だったのですぐに全部バラして、グリスアップ。

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上ワンも径は違っても同じ構造なのでさくっとグリスアップ。

まだBBはジャリジャリ感はないけど、メンテできない仕組みのやつが

多いので交換タイミングかもしれない。

ヘッドパーツは手遅れではなかったので、洗浄グリスアップすると

スルスルと回転するようになったのでOK。

これで気持ちよく走ることができる。