ホイールを野ざらしにすると、どうなる・・・???

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エントリーロードの完成車についていた
フロントホイールを今回はメンテナンスしていきます!

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5年ほど、雨風、そして太陽に晒されたホイールの
ステッカーはボロボロになります。

UV加工されたステッカーであってもさすがに
5年間も野ざらしとなるとこんなヒドイ状態に。

これでロードバイクは室内保管するものだということが
お分かり頂けただろうか・・・

このホイールは、ALEXRIMSというメーカーのもので、
FELTのエントリーモデルであるF95に付いていました。

買った当時は、このリムのことについては何も
思わなかったのですが、自分でホイールを組んで、
今更ながらどういう構造なんだろう?と
興味が湧いてきましたので、詳しく見て行きましょう!

リムはアルミ製、リムハイトは24ミリ。

ホール数は28で、ラジアル組み。

何の変哲もないホイールでしたw

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今度は、ハブを見て行きましょう。

カップアンドコーン式のベアリングを採用しています。
組み付けにちょっとコツがいるものを敢て
採用しているところが、エントリーらしからぬ感じ。

「玉アタリ」を調整しないといけないので、
シールドベアリングよりもコスト(人件費?)が高くなります。

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ハブを分解するのに必要な工具です。

モンキーレンチが2つ。

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この薄型のレンチが必要になります。

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自転車のハブやヘッドパーツでは、通常のレンチが入らないほど
薄いものがあるので、こういうパーツがあると便利!

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グリップもしっかりしていし、レンチの開き幅も大きい!

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2つのレンチを使って緩めて、ボルトを外し
シャフトを抜きます。

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う、うわぁ・・・黒い。
完全にボールが焼き付いているのか錆びているのか分からん色してる・・・

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シールドを外すと、カップ部分には何かの物体がこびり付いている。

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このハブの内部パーツは、以上。

少な!!!

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陽が当たる側のベアリングが錆びて黒くなっています。
やはり雨で濡れた後に太陽光に晒される部分は錆びる。
それと野晒しは、グリスを劣化させるので、
金属への保護機能が薄れたのも原因の一つかも。

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ボールが綺麗なところのカップは、綺麗な状態ですが・・・

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陽が当たる側のカップは、可能な限り擦りましたが、
錆が取れませんでした。というか、これ以上錆?を
取るコストをかけるホイールではないと判断。

グリスアップして閉じることにします。

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グリスをこれでもかというほど充填して・・・

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シールドをします。というかこのハブはシールドを止めておく
パーツが存在しないので、シールドベアリングでいうと

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このパーツが外側に剥き出しになっている状態。
そりゃ雨水が入り放題になるわな。

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ボールが水に触れないようにグリスをぐりぐりと盛っていきます。

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閉じて、玉アタリを調整して完了!

取りきれなかった錆の部分が原因で、
ちょっと玉アタリを強くするとゴリゴリした感じが強くなります。
ガタが起こらない程度にゴリ感をなくす調整をしました。

この玉アタリ調整はちょっとした職人技だと思いますよ。
ボルトを本締めする時に、玉アタリが強くなってしまうので、
ある程度それを見越さないといけません。

それにしても、エントリーホイールなのになぜ
調整フリーのシールドベアリングにしなかったんだろう?

シールドベアリングなら、回転が渋くなれば、
ベアリング交換するだけで済むのに・・・

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今回は、長年野ざらしだったフロントホイールの
メンテナンスを行いましたが、リムのブレーキ面は
まだまだ肉が残っているので、あと3万キロは
走れそうです。(そんなに走るかなぁw)

次回メンテナンスする機会があれば、カップの錆を
除去し、ボールを交換して気持ちよくメンテナンス完了
したいと思います!

では~




ハブダイナモホイールで永久ライトだ!

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CXP-33で組んだホブダイナモホイールをようやく装着しました!

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私の相棒、長年乗っている謎のクロモリフレームにようやく
マビックのCXP-33が帰って来ました!

 

長かった~!!

 

タイヤも愛用しているコンチネンタルのゲータースキンの32C!!

このタイヤは、本当にパンクしにくいですし、転がり抵抗が少なくて、
32cのタイヤなので、5気圧くらい入れるとパンパンになりますが、
エアボリュームがあるので振動吸収がよく、走り心地が最高に良いです。

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ロングライドでは、細身のクロモリフレームとベンドフォークに
柔らかめのホイールに、限界までエアをいれた32cのタイヤ。

 

これが最高!

 

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今回はラジアルの36スポークで組みましたが、
どんな乗り味になっているか楽しみです。

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こちらの赤いリムのハブダイナモホイールは、ママチャリの方に
移してライトの心配を無くそうと思ってます。ちょっともったいないけど。

 

というわけで、自転車を漕いでいるうちは自家発電で
ライトが点灯するハブダイナモ。

 

走行時に抵抗感はほんの少し感じる程度で、
ロングライドをしている時にはほとんど意識しないくらいです。

今回は、発電量が少ないものにしたので、さらに抵抗感が
少なくなっていると思います。

 

また4万キロほど走った時には、予備のリムがあるので、
合計8万キロほど走ることができます。その頃には、
さすがにリムブレーキのホイールは引退していると思いますが、
あと、最低10年は乗れますね。

みなさん、健康で長く自転車を楽しみましょう!!




サイクリング日和!!

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風が乾燥してきたので、自転車で走りやすい季節になりました。

フロントシングル化と、クランク長を170mmから165mmにして、

ポジションを確かめながら十三峠を上ってきました。

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今日は、パッド入りにビブパンツをはいていたので、若干

サドルが高いかもと思っていましたが、踏み込んでいると

パッドがしぼんでいき、気にならなくなりました。

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十三峠からの景色は、すかっと秋晴れの空で

神戸の方まで一望できます。

今回の改造で、よりロードのポジションに近づいたので、

峠を登っている感じは、ほとんど同じになりました。

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あくまでMTBなので、ハンドルはフラットバー。ただし長さは480mmと

かなり短い仕様になっております。駐輪場で横の自転車に当たらないように

するため。

手のポジションをちょっとだけ内側にするだけで、ロードのバーポジションと

ブラケットポジションの中間のような感じなります。

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十三峠って路面がそんなによろしくないんです。

特に大雨や台風の後とかは、アスファルトに穴が開いていたりしますよね。

今回も大きな穴が開いていましたので、走行される方はご注意ください。

やっぱりディスクブレーキとサスペンションフォークは有り難いなぁと

しみじみ思いました。エンデュランスロードであれば、エアサスの

フォークを採用しても安全でいいなぁと思うほど。

ロードのポジションに合わせにかかっているMTBですが、

なぜそんなことをしているのかというと、トレーニング再開に向けた

試みをしています。

できるだけ手間をかけずに、毎日コンスタントにトレーニングをするには

どうすれば良いのかというのを日々考えているのですが、

①バイクは外に置く

②消耗品が安い

③雨の日でも安全に下れる

④パンクしにくい

⑤ライトの心配をしない

という感じで、これらを今持っている機材の中で満たすのは、

ルイガノのMTBバイクになります。

①の外に置けるバイクというので、ほとんどのバイクがアウトになります。

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バイク愛に溢れる私が、外に置けるほどのバイクってかなりその・・・

それなりの価格帯のものになります。ただ、自分の今までの経験から

酷使すればするほど愛着が沸いてくるので、これもまた一つの愛情のカタチであると

断言できます。

②は、ディスクローターとブレーキパッドが汎用品なので

品薄の昨今ですが、安く手に入れることができます。

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リムがすり減らないのが、GOOD!!

③は、ディスクブレーキの真骨頂ですよね。

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自分のバイクは、機械式(ワイヤー引き)ですが、制動力を充分。

油圧式のブレーキの方が、楽ですが今のところワイヤーでOK!!

④は、タイヤを敢てブロックタイヤにすることで、

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ガラスなどが刺さってもパンクしにくくなります。

⑤は、ハブダイナモ式ホイールを使っているので、

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家を出る時に暗くても安心。ライトのバッテリーが切れかけているともうトレーニングは

中止したくなりますよね。

今回のテストが良好だったので、もう少しだけ改造して、

しっかりトレーニングできるように環境を整えていければと思っています。




骨伝導イヤホンを自転車で使ってみたら予想以上に快適だった!!

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好きな音楽を聴きながら自転車に乗れる幸せ!

実際に使用したインプレッションをどうぞ!

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今回試してみたのが、

Acquasea(アクアシー)というメーカーの

Bluetooth接続の骨伝導イヤホンです。

Amazonで、今なら40%オフで購入できるセール中!

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今回は、アンドロイドのスマホとペアリングして使いました。

音質は、普通に聞こえる程度でそういうところは

そもそも期待してはいけません!!

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取り付けた感じ。ヘルメットのベルトと被って

しまいますが、イアホンを付けている感じがほぼないです。

骨伝導イヤホンでも、耳の付近に取り付けるタイプで

ゴツくなると、警察や自主警察の方々に誤解される

恐れがあるので、妙な厄介事にならないのが良い感じ!

実際に音楽を聴きながら大阪のヒルクライムの聖地?である

十三(じゅうさん)峠走行してみました。

音楽は普通に聞こえてきます。ボリュームを大きくすると

振動が気になる感じですが、車の音や風の音が聞こえるので、

ボリュームを大きくしすぎないのが安全に使用する際の

ポイントかもしれません。

ただ、耳の毛から感じとれる気配みたいものは、効いてる

状態になるので、こういうものを使っているという意識が

あれば、安全に走行することができると思います。

自動車でもガンガンに音楽をかけていると危ないのと同じですね。

節度を持って使うことが大事。

車がガンガン走る市街地では、使わない方が良いです。

分は峠に限定して使いたいな、と思いました。

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この骨伝導イヤホン。

結果的には、かなり気に入りました!

連続使用時間が8時間と長く。生活防水が効くので、

ちょうど自転車やランニングに使用できますね。

イヤホンをガンガンに装着している感じがないのが良いです。

なによりも、しんどい峠で少しでも気が紛れるのは嬉しい!

何とかして脳を騙して、しんどさを感じなくする方法を

今後も模索して行きたいと思います!!!

参考になりましたら、幸いです~

では~




かっこいいミニポンプ5選!Bluetooth対応製品!?

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ロードバイクに欠かせない用具が空気入れ。

今回は、実用的でセンスの良いミニポンプをご紹介!

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まずこれ、CO2ボンベと手動ポンプが合体した製品。

CO2ボンベは素早く空気を入れられますが、

パンク修理に失敗していた時・・・

手動で空気が入れられないと、即アウト!

なかなかのアイディア商品ですね~

LifeLine – Hybrid CO2 ミニポンプ (Race) が 1800円

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シンプルなデザインで主張が少ないミニポンプ。

ボトルケージにしっかり固定することができ、

走行中に落ちる心配がありません。

LifeLine – Performance ロードミニポンプ が 2200円

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ポンプのデザインが秀逸なクランクブラザーズのミニポンプ。

お気に入りの傘を持つと雨の日が楽しくなるように、

デザインが良い空気入れを持っていると、

使うのが楽しみになりますね。

グループライドで、このポンプを使っていると・・・

話題になること請け合い!!

crankbrothers – Klic ミニポンプ HP が 4900円

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これまたデザイン性に優れた製品。

必要機能がしっかり備わっているのにコンパクトな

サイズで、光の反射で色が変わるデザインがいいですね!

Lezyne – Pocket Drive Pro ミニポンプ が 6800円

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最後に紹介するのが、超変わり種の製品!

他の4つの製品は、残念ながら現在の空気圧を

示すメーターが付いてない・・・メーターが付いた製品は

メーターの分だけ大きくなってしまうというデメリットがあります。

そこで! メーターの部分をスマホで表示させてしまおうという

面白い発想!Bluetoothで、スマホとリンクして

現在の空気圧を表示できます。

お値段は、それなりですがこれこそグループライドでの

パンクが最高に盛り上がる製品!賛否あると思いますがw

ひと盛り上がりすること請け合い!!!
Silca – Tattico Bluetooth ミニポンプ (マウント付き) が 17000円




ロードバイクの落車について考える

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自転車に乗ってて、コケたことがありますか?

ロードバイクに出会うまでは

「落車(らくしゃ)」

という言葉を耳にすることも

口にすることもありませんでした。

落車という耳慣れない言葉・・・

ロードバイクをはじめたての時は、

気恥ずかしさがありましたが、

今は、当たり前のように言います。

落車の映像を目にすることも、周りの人から

耳にすることも多くなってその言葉に

慣れてきているのは事実。

先日、鹿児島で行われたインカレのロードレースで

落車で1名の選手が亡くなられました。

あまりにも痛ましい出来事でした。

ニュースになっていましたが、

「事故」

と報道されていました。

「事故」の範疇は分かりませんが、

一生懸命にトレーニングをして

そのレースに挑んでいた彼は、

「事故」で亡くなったのか?

どうなんだろう?

事故には違いないんだろうけど、

「事故」という言葉はしっくりこない。

偶然にも同じ日に行われた

舞洲クリテで、チームメイトが落車しました。

原因は、何であれレース中の出来事なので

そこは恨みっこなしという暗黙のルールがある。

当然、文句を言うことも、相手を訴えることも

できるだろうが、ほとんどの場合そういうことはしない。

レース中に落車で怪我し、バイクにダメージを負い、

精神的にも苦痛を強いられる。

怒りのやり場が見つからないのが

自転車レースでの落車かもしれない。

怒りではなく、悲しみかもしれません。

すぱっと気持ちを切り替えられる人は、

相当な精神力の持ち主なんだろうと思います。

過去の落車がどうしても納得がいかない!と、

この記事をご覧の方の中に居ると思います。

自分が知っているところだと、集団落車の原因を作った人が、

SNSに晒されて二度とレースに出られなくなったことがありました。

起こした人も起こされた人も、失うものが大きいほど、

気持ちを落ち着かせて納得させるのに時間がかかります。

もし、チームメイトが落車で命を失うことになったらどうだろう?

あなたと一緒に走っている人がそういうことになったら。

落車の原因を作った人を・・・恨みますか?


もし自分が落車で死んだとして、

相手を恨みますか?

死御の世界があるという前提ですが・・・

そんな無駄なことするでしょうか?

気にしなくていいよ、って伝えたくなるんじゃないかなぁ。

そう思います。




グループライドで注意すべきこと!

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みなさんそれぞれにグループライドをするときに注意すべきことがあると思いますが、

今回は、私のロングライドの作法をご紹介します!

 

①ディープリムホイールは避けるべし

まずは、ホイール選びから。

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クラシックな28mmがいいですか?

見た目がイカツイ50mmがいいですか?

中間をとって35mm?

50mm以上のディープリムのホイールはカッコイイのですが、

ロングライドでは天候と風の強さが大きく変わる可能性があります。

急に突風が吹くと50mmのホイールは、思った以上に

車体が横に流されてしまいます。大型のトラックが横を

通った時なんかも同じですね。

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あと、ディープリムホイールが厄介なのがパンクした時に、

替えのチューブのバルブ長が足りてないという

トラブルになることがあります。

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何も考えずにチューブを買った場合、流通量の多い40mmの

バルブ長になっている場合が多いので、ホイールのリムハイトが

28mmとかの場合は大丈夫ですが、35mm以上のホイールでは、

バルブエクステンダーという

延長部品を取り付ける必要があります。

このエクステンダーというパーツが小さい為、すぐに

紛失してしまいますし、常に携帯している人も少ないです。

また、エクステンダーにも種類があり、チューブのバルブコアを

交換するタイプのものがあるので、交換が大変面倒。

一番大変なのが、グループライド中のパンク交換ですね~

ソロライドであれば、ゆっくり落ち着いて交換する気持ちに

なりますが、自転車仲間に見守られている状態での

パンク修理となると、焦ってしまい気が回らないことがあります。

普段できていることが焦ってできないことがあります、自分は。

ということで

グループライドの際は、自分はなるべくローリムハイトのものを

使うようにしています。

②クリンチャーにすべし

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今は、チューブレス、フックレスホイールっていう選択肢がありますが、

自分は持ってないので、チューブラーがクリンチャーの選択になります。

荷物に余裕があるのであれば、チューブラーの予備タイヤを持って

グループライドに参加するのもありかもしれません。

チューブラータイヤ交換の利点は、修理による2次パンクのリスクが

ないことです。クリンチャーの場合は、タイヤレバーがチューブを

破いてしまうことがありますが、チューブラータイヤの場合は、

チューブとセットになっているものをテープなどでくっつけるだけ

なので、その心配がないという利点があります。

ただ・・・チューブラーホイールで

何度もパンクすることになった場合・・・詰みます。

 

グループライドでは、たまたま不運が重なり何度もパンクをする

ことがありますので、そんな時クリンチャーホイールだと

仲間からチューブを借りることができます。

チューブを借りることになった場合、自分がディープリムホイールの場合は、

①でお伝えしたバルブ長問題になったりするので、注意が必要。

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まとめとしては、

グループライドの時は、かっこよさをアピールしたい気持ちを抑えて、

トラブルになった時にも対応できる幅を持たせるように、

機材をチョイスしましょう。

トラブルになった時に対処する方法がなく

ライドが詰んでしまったら・・・考えただけでも嫌ですよね。

一人ならいいですが、仲間と時間を共有している時は、

なるべく詰んでしまうようなトラブルの根は

取っておくほうが良いと思います。

では~




スルーアクスルにして失敗した話・・・

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スルーアクスルを導入して分かったこと。

まずは、規格の話をちょっと。

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一般的なロードバイクのクイックリリースのシャフト径(棒の太さ)

は、9mmとなります。

スルーアクスルのシャフト径は、12mmと15mmの2種類があり、

2022年現在、ロードバイクのシャフト径は12mmが主流。

そして、今度はホイールの横の長さ(エンド幅と言います)ですが、

こちらはかなり

厄介!!

というのは、MTBの話で、ロードバイクな皆さんはご安心を。

12速現在は、フロントが100mm、リアが142mmです。

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ちなみにクイックリリースのロードバイクのリアのエンド幅は、

135mmです。お使いのコンポーネントが、9速以上の場合は、

間違いなく135mmとなります。7,8速あたりだと126mmか、

130mmの可能性はありますが。

マウンテンバイク(MTB)の方は・・・

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主流は、ロードバイクと同じく

フロント100mm

リア142mm

です。

ただ、BOOST規格というのがあって、

フロント110mm

リア148mm

ホイールの横幅が広がっているんですね。

なぜ、ホイールの横幅が広がったかというと、

答えはものすごく簡単で、

ホイールの直径が大きくなったから

なんですね。現在のMTBは、27.5インチか、29インチに

なっており、26インチのMTB部品は新品での入手が困難に

なっております。

このインチアップは、メーカーの販売戦略だと自分は思っていますが、

その話は、また今度の機会に。

ダウンヒル用のMTBバイクは、

150mmや157mmがあり、そりゃ高いところから降りるんで、

頑丈じゃないとダメなのはわかります。

それにシャフト径が12mmだったり、15mmだったりするもんで

混乱必至!

自分のMTBの規格を忘れてしまうことが、たたあります。

調べ直すと・・・

赤のドグマXCが、

フロント 15mm/100mm

リア 12mm/142mm

青のドグマXCが、

フロント 9mm/100mm(クイックリリースの為)

リア 12mm/142mm

でしたw

ここで本題の

何故スルーアクスルにして失敗したか?

我が家の車は、ルーフキャリアを3つ付けているのですが、

左右が、クイックリリース用で真ん中が、将来MTBを買うのを

見越してダウンチューブで固定するタイプにしました。

これならタイヤを付けたままで、さくっと載せることができる!と・・・

しかし!

いざ、ドグマを載せようとすると・・・

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ダウンチューブが太すぎて、キャリアのクリップがハマらないことが判明・・・

車内に汚れたバイクを入れなくて済むようにルーフキャリアにしているのに

スルーアクスルが原因で、車内に積まないといけなくなり利便性ががた落ち。

青ドグマは、問題なくクイックリリース側に載せることができます。

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結論は、こっちのタイプにしといたら良かった・・・

スルーアクスルが必要か?

クイックリリースとスルーアクスルの全く同じフレームのドグマを

両方乗りましたが、スルーアクスルが良いとは感じなかったです。

当然、フロントフォークとホイールの違いはありますが。

マウンテンバイクの場合、機材のフィーリングみたいなものは、

シクロクロスバイクよりも感じにくいです。

自動車レースでも、F1は超絶シビアなセッティングが求められますが、

ダートのレースは、頑丈さが命、みたいなところがありますからね。

悪路をどれだけ快適に走破できるかどうかにかかってます。

ということで、ライトなMTBライフを求めていて、かつ、

クイックリリースタイプのフロント止めのルーフキャリアをお持ちの方は、

是非ともフロントフォークはQRタイプをオススメします。




スカンジウムを使った超軽量ハンドル

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スカンジウムとは、レアメタルの一つでアルミと混ぜ合わせると

高強度になることから、かつては自転車のフレームにも使われていました。

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ただ、地球上に存在する量は多いものの他の鉱物と混じっている為、

アルミに比べると、産出量自体が圧倒的に少なく、高価になります。

現在は、チタンの方が自転車のフレームに採用されることが多いですね。

そんなスカンジウムですが、自転車のパーツには現在でも

ちょいちょい使われているのを耳にすることができます。

近年までデローザやビアンキでフレーム素材として使われていましたが、

2022年現在は、新車のラインナップからはスカンジウムフレームを

見ることができません。残念ながら、特殊なフレームビルダーさんに

以来するしか新品で入手する方法はないようですね。

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ウチにあるのが、KCNCのSC FORCEというアルミとスカンジウム合金の

ドロップハンドルです。

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ハンドル幅が400mmで218g

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TNIのアルミドロップハンドルが、295g

お値段は、約3千円。

SC FORCEは、安いところで1万8千円。

77gの軽量化に5倍もの金額は、まぁ

見合わないでしょうね。コスパが悪すぎます。

・・・

スカンジウムがなくなる理由が、

分かったような気がしました。

軽量化では、カーボンに敵わないし、

形状の自由度も、金属である以上はカーボンのようにはいかない。

金属にこだわる人向けのマニアックな素材と言えますね。




ロードバイクのクイックレバーの正しい位置は?

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クイックレバーの固定位置について

いろんな種類のクイックレバーがありますが、

大体主流なのが、以下の2種類になります。

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「開放カム」というタイプ

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「密閉カム」というタイプ

この違いが、

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レバーを倒して締め付ける機構が剥き出しに

なっているかどうかの違いです。

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スキュワーというタイプもあります。ホイールを外す時に

レバーを起こすタイプではなくて、回して外すタイプ。

レバー側にボルトがあって、レンチがセットになっているような機構です。

ラチェットのようなフリー機構があり、使ってみると意外と簡単な上、

レバー式に比べるとしっかりと固定することができます。

シマノのクイックレバーは、ほとんどが密閉型を採用しているので、

耐久性が高く、信頼性があるということでしょう。

古いクイックレバーは、この「密閉カム」しか見たことがありません。

鉄製の密閉型のクイックレバーは、堅牢ですが重量がかなりあります。

一方で、開放型は構造が密閉型に比べて簡略化できるので、軽量化しやすい。

超軽量のクイックレバーは、すべて開放型の機構になっています。

ただ、超軽量なクイックは耐久性が低く、締め付けトルクも低くなってしまいがちなので、

ここ一発のレースとかでしか自分も使いたくないです。

密閉型であっても、開放型であっても正しいクイックレバーの取り付け方というのがあると

思われますが、今回はそれを考えて見たいと思います。

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フロントですが、たぶんコレがメーカーがやってほしい固定方法だと。

なぜなら、文字が読みやすいからw

レバーを後ろに流すか、フォークに沿わせる人もいるようですね。

さて、問題はリアなんです。

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フロント同様に文字を読みやすくすると、この方法になります。

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こういう止め方をするのもありだと思います。ただ自分は、このやり方はしません。

フレームの三角に入れるとレバーを起こすときに手に力が入りにくい為です。

そして、ロードバイクを有る方法で立たせている人の悩みが・・・

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これ。

ディスプレイスタンドに固定する際に、スタンド側のコの時が上に向いているように

止めないといけなくて、

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このようにレバー部分が上になるようにしないといけません。

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この方法がマズイとされている理由が、何らかの突起物が引っかかった時、

レバーが押し出されて外れてしまうということが挙げられます。

うん・・・・大人数のレースを走ってない限りは

まず、そんなことはないですw

万が一、クイックに接触するようなくらいでグループライドしている場合は、

まずそんな人とは走らないようにする方が先です。

スタンドに載せる際にイチイチレバーを返すのをするのが自分は嫌なので、

ソロライドであれば、そのままにするこが多いです。

グループライドと、レースを走る時、

あとは接触が当たり前のシクロクロスレース(これはかなり特殊・・・)

を走る場合は、クイックレバーを身体側に向けることをしています。

まぁ、本来は固定できれば問題ない箇所ではあるので、何が正しいかは

はっきりとあるわけではないですが、ちょっとしたことで

いらんトラブルを回避できることもまた事実ではあります。

人間同士で走る時は、こういう小さいテクニカル的なところが、

他にもあると思います。

結論は、

面倒なオジサンに絡まれたくなければ、身体の方を向けた方がいい

です!