TNI helium17 ステムのダメダメボルト

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TNIのヘリウムという軽量ステムご存知でしょうか。

ボルトの素材が柔らかすぎてトルクレンチ泣かせ。

現行のヘリウムは星形トルクスボルトになっているようですが、

自分のは通常の六角。レンチ側の鉄の方が硬いので、

柔らかいヘリウム側のボルトが変形し、規定トルクになる頃には

ボルト側がナメてしまう罠があります。

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FUJI SLに取り付けた時に規定トルクになった時にナメてしまったので、

たぶん取り外しできないだろうなと思っていました。

案の定、六角レンチがぐるんぐるんまわってステムが取り外せない。

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ステムを固定している2つの左右交互に止めているボルトの一つは

何とか六角で外せましたが、もう一つは完全になめた。

タップを打っても金属が柔らかい為、全然回らない。

しょうがないからノコギリでマイナスドライバーが入るように

頭を切って何とか取り外すことができた。

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こんなボルトで軽量化せんでもええからw

ステンレスのM4ボルトを買ってきて取り付ける。

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ステンレスボルトのこの硬さと安定感。

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元々のボルトと同じ長さのボルトなんですが、

やっぱり長い。5mmほど切断しても良いと思いますが、

ステンレスボルトの切断って結構厄介なので、

もうこのままで。

このボルト問題。コラム側だけじゃなく。

ハンドル側に4つも残っているですよ。

今のところしっかり止まっているので放置しよう。

ちなみに星形トルクスになったボルトだけ

別で売っているのですが、アマゾンとかで

価格を見てください。多分びっくりすると思いますw




FUJI SL Elite ヘッドパーツメンテナンス

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1年3か月ぶりにFUJI SLのヘッドパーツのベアリングをメンテしました。

BBと並んでメンテしずらいところなんですが、もしもゴリゴリになって

アウトになったらこういう規格パーツを取り寄せるのに一苦労なんて

ことになりかねないので、早いうちにメンテナンスすることにした。

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下ワンのベアリングパーツの品番です。FSAのものです。

考えてみたら、去年の大台ケ原、富士ゾンコラン、今年の富士ヒル、

はりちゅうなど雨のレースをずーっと走っていたので、さすがに

富士ヒル後くらいからハンドルを切るとジャリジャリ感が出てきた。

気にはなっていたんやけど、別の問題があってメンテできなかった。

別の問題はまた次回。

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上ワンのベアリングパーツです。

普通にFSAで入手可能な汎用パーツなんだろうけど、分解して

洗浄グリスアップすることに。

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下ワンのベアリングパーツの方がジャリジャリの原因だった。

ベアリングは簡単な構造だったのですぐに全部バラして、グリスアップ。

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上ワンも径は違っても同じ構造なのでさくっとグリスアップ。

まだBBはジャリジャリ感はないけど、メンテできない仕組みのやつが

多いので交換タイミングかもしれない。

ヘッドパーツは手遅れではなかったので、洗浄グリスアップすると

スルスルと回転するようになったのでOK。

これで気持ちよく走ることができる。




FUJI SL 1.1 フレームで軽量バイク作成

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実業団レースでは、車重6.8kg規制があるので、

それ以下が事実上認められている一般のヒルクライム

では、不利である。

 

特に自分のような身長161cm体重52kgの

軽量級ライダーにとっては、バイクの重量で

ハンデを背負うことになる。

 

たまたま、新品大特価で去年のモデルのフジの

フレームを手に入れることができました。

自身では初のフルカーボンフレーム。

 

コンポは、シーズンが被らないシクロクロス車の

ものをごっそりと移植。

SRAM eTap Wfliでフロントシングル仕様。

もう、下りを捨てた登り仕様だ。

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シクロクロス車には、Vブレーキを使っているので、

KCNCのCB3というペアで170gという軽量ブレーキを取り付けた。

 

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FUJI SLフレームは、PB30という、まぁ悪名高いBB30が採用されているので、

シマノのクランクが使えるようにアダプターを取り付けました。

フレームのメーカーロゴがゴールド仕様なので、同色にしました。

 

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スプロケットもゴールドw

RECONの30T。

 

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できた車重は、5.55kg。

 

軽いが、びっくりするほどの軽さではない。

ヒルクライム上位勢では、見慣れた重量である。

4kg台という完成車が存在しますしね。

 

近所の峠のタイムを計ってみました。

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家から10分のところにある大阪の十三峠(じゅうさんとうげ)。

距離4kmで平均勾配9%。

1分ほどタイム更新。

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家から10kmくらい北にある大阪でも屈指の峠TTポイント。

清滝峠で26秒更新。ただここは勾配が緩いので、

パワーウェイトレシオが高くても有利に働かない。

 

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この軽量バイク、平地はスカスカで全然進まない。

クロモリの芯のあるフレームからいきなりフルカーボンの

軽量バイクに乗ったのでことさらそう感じるからだと思いますが、

登りに関しても踏み方を変えないとスカスカしてリズムが

取りずらい。慣れなんだろうけど。

 

ただ、登りはかなり楽になったので、このバイクで

秋のメインイベントである大台ケ原HCまで調整していきます。