パワーゾーンの勉強をしたいと思います。
自分のFTPから、パワーゾーンを割り出してくれるツールをまず
紹介します。ここのサイトから。
レベルでいうと7段階に分かれますが、どのレベルでトレーニングを
していいのか、わかりにくいですね。
そこで、実際のレースで走った結果から、特色の違うレースで
どういう分布になるのかと見てみたいと思います。
今から示すデータは、自分のデータとなります。
主にヒルクライムを中心に、たまにロードレースや
エンデューロ、クリテリウムに出場し、冬場は
シクロクロスに出場しております。
軽量級クライマーのデータという前提でご覧ください。
まずは、ヒルクライムから
富士国際(あざみライン)ヒルクライムです。
L4を頂点として山のような形になっています。
ヒルクライム=タイムトライアルなので、
1レースですべての力が出せるように、
最大平均パワーを出しやすい領域が重視されます。
ただ、L4だけではなく、L3やL5の領域も少しは
必要なので、それぞれに少なく分布しているのが
特徴のパワーゾーンになります。
次に、ロードレースやクリテリウム
美山ロード
はりちゅう
強度が低い部分と高い部分が両極になっていて、
皿型になっています。
ドラフティングで”脚を休める”という要素と、途中で起こるアタックや、
最後のスプリントで起こる高強度の部分が多い。
これは、シクロクロス1時間レースのデータです。
ロードレース寄りのグラフ分布になっているのがわかります。
ドラフティング効果はほとんどなく、インターバルの繰り替えし
なので、レースの種類と展開はまったく違うものの、
トータルでは、ロードレースのようなゾーン分布になっています。
最後に、ロングライド。
220kmほどの割と強度高めのグループライド。
長時間になるので、強度が低いL1が圧倒的に多い。
坂道の下り、信号待ちなど脚を緩めるシチュエーションが多い。
強度を上げる時間が増えるのだが、L5がL4を上回ることは、
稀だ。
最後に我々がやっている夜のローラー練
L4のレベルが中心にL3,L5が分布されています。
これは、ヒルクライムにターゲットを絞ったトレーニングと
なっています。斜度による緩急がどうしても発生するので、
ヒルクライムは一定の強度ではどうしても対応できない。
L5のインターバルをSSTに入れていく必要があり、
SSTに対して、5.5分のL5を入れていくというのを
しています。
レースに出なくても、L4付近でのトレーニングは、
ベースの体力を上げる効果が非常に高いので、
ベーストレーニングとしては、割とオールマイティな
トレーニング方法を言えます。
限られた時間で効率良くトレーニングするには、
60分のSSTに30秒インターバルを入れていく
トレーニングが有効であると思っています。
コメント