前回外れなかったBBカートリッジですが、
新兵器投入で外すことができるか?
蹴っても、ハンマーでどついても
びくともしなかったこのBBユニット。
ドライブ側が金属、反ドライブ側が樹脂になっており、
ドライブ側が固着していました。
固着というか、単純に締め付けトルクが
鬼締め
メーカーの完成車によくあるやつやw
ロードバイクのメンテナンスしている人であれば、
わかってくれると思いますが、鬼締めすると
そもそも壊れるし、次のメンテナンス性が著しく落ちます。
ロードバイクは、メンテナンス頻度が高いので、
次にメンテナンスすることを考えて、トルク指定がない
ような部品の場合は、そこそこで締めますよね?
それは今のところはペダルくらいしかないんじゃないかなぁ。
ホローテック2になってからは、取り外しやすい構造になってますしね。
このテーパー式のクランクのやつで、鬼締め以外を知らない。
鬼締めが信条。
そして劇的に重いし、四角形のこのテーパーにクランクをねじ込むやつは、
Qファクターが徐々に狭くなっていくことになりませんか?
微々たるものでしょうが、なんか気持ち悪い。
オクタリンクというのがあったようで、そっちはQファクターは変化しない。
でも基本的にはこの重たい準鈍器をBBの中に入れるに違いはない。
前置きが長くなってしまいましたが、今回投入した新兵器がこれ。
PWTのハイトルクカートリッジBBツール!!!
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これが優れているのは・・・
クランクを固定する為のネジにツールを固定するネジが付属していること。
これで、ツールがすっぽ抜けるのを防ぐことができ、さらに
工具にかかる力を確実にBBを外す為に使える。
これ考えた人は天才やな
この手のツールの中でPWTの製品は一番持ち手の柄が長かったです。
35cmくらいあります。
それでは早速セットして・・・
エイっ!!!
いとも簡単に取れました・・・!!
クレ556を吹き付けて2日ほど放置していたのが効いたのか、
この工具が優れているのか、今となっては分かりませんが・・・
それでも脚の力を使ってですが、無事に取ることができました!
鉄パイプで柄の部分を延長することも視野に入れていましたが、
無駄な買い物をする必要もなくBBカートリッジを取る事に成功!
やっぱりちゃんとした工具を使った方が良いですね~
この工具であと何件このカートリッジを外すんだろう?
まぁ、使わないと思った工具ほど意外と使うことになったりするので、
持ってて損はないですし、これでまたスキルアップできました!
これが取れたカートリッジですが、サビサビということもなく
固着していたわけでもなく、やはり鬼締めだったんでしょう。
左が掃除前のBB。若干錆びている。
右が掃除後。
ここに取り付けるのが・・・
このロード用のBBユニット。
どこから取り外したのかわからないくらい前のもの。
回転はスムーズなので、問題ないだろう。
グリスをたっぷりと塗って・・・
取り付け完了!!カートリッジのは隙間ができるので
カッコが良くないけど、これはBBとツライチっぽくなるので
カッコイイ。
白のフレームにシルバーのBBユニットで正解!!
このMTBのフレームは、そういえば水抜き穴があいてない・・・
定期的なメンテナンスが必要ということか。
今回取り付けるのは、FSAのゴッサマー165mmクランク。
もちろんロードで使ってたやつで、たぶん過去イチ使いこんだやつ。
今回は、3千円と激安のフロントシングル用のチェーンリングを購入。
BCDは110で、歯数は40Tを選択。
昔の5アームのクランクは、構造がシンプルなので
安心して取り付けることが出来ます。
4アームで、「R」が品番に付くようになってから、
シマノは、クランクとチェーンリングに小細工するようになって、
シマノのクランクにはシマノのチェーンリングしか使えなくするような
加工が入っている。
まぁ、すぐに他メーカーはそれに
対応した商品を出すんですが・・・
チェーンリングボルトを固定する工具。
ディレイラーハンガーにも使った記憶が・・・
こういう工具って出番がないけど、こういう機会に
必要になったりするので、工具って大事!!
このようにボルトの切り欠きに嵌めて固定。反対側から六角で締めます。
が、アルミボルトの場合は、この工具は全く必要ありませんねw
結局使わんのかい!!
金属に粘りがあるので、六角レンチだけでしっかり固定することができます。
プラハンマーで軽くコツいて、BBユニットの中に入れていきます。
おお~ギリギリのギリギリ!!!
38Tにしといた方が良かったかも・・・
フレームがねじれた時に、当たりそう・・・
とりあえず、ペダルも取り付けて、クランクの取り付け完了!!
そして、お次はチェーン。
8速のチェーンがまだ売られているのはさすがシマノ!
118リンクのものを今回は、切断することなくそのまま
取り付けました。
フロントシングルで困ることは、リアがトップの時のチェーンテンションの
掛かり具合の調整。
ロー側でハイテンションにすると、トップ側でも常にディレイラーに
テンションがかかっている状態になります。
自分の場合は、いつもトップ側でチェーンが一番緩まった時に
チェーンが暴れ過ぎない程度のテンションで調整しております。
これは、想定した路面に合わせてチューニングするしかないですね。
山道を走るのであれば、もっとハイテンションな設定に
しないと、チェーンが暴れていろいろと厄介。
今回は、街乗りということでディレイラーに負荷が
かからないセッティングにしました。
チェーンに注油して完成!!!
やっぱり、フロントディレイラーとトリプルのチェーンリングがないと
すっきりしてて気持ちがいいですね~
洗浄しやすいのもいい!!
フロントシングル化でゴテゴテした印象だったMTBが、
ちょっとだけ今風になったかも!!
街乗りが専門なので、ギアのレンジに文句は出ないはず。
今回は、余ったクランクとBBユニットを使って、
①チェーン=1700円
②チェーンリング=3000円
③シングル用ボルト=800円
④BB工具=2300円
合計:7800円
工具を持っていれば、5500円でフロントシングル化が可能!
皆さんもメンテナンスがてらチャレンジしてみては?
すっきりしますよ!
今日は、帰りが遅い&自転車いじりをしていたので、
かなり不機嫌な みつさん。
夜中にたくさん遊びました~機嫌なおったかな?
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