もう1年ほど前から噂が出ていましたが、
実際に中身はどうなったのでしょうか?
変速機(レバー)は、現行のデュラエースや
アルテグラと同様に途中までは、無線仕様。
フロントとリアディレイラー、そして
バッテリーは優先でそれぞれを接続します。
今回うれしいのが、新型105Di2の
ブラケットトップがR8020(機械式アルテグラ)
よりも小型化していること。
リーチジャストで、最大約1.6cmほど
レバーを手元に設定できるので、
手の小さい特に女性のサイクリストでも
ブレーキレバーに手が届きやすい設計になっています。
レバーからのオプションスイッチ優先接続がない代わりに、
ボタン電池が2個搭載されているので、バッテリー寿命が
約3年と交換するのを忘れそうなくらい長くなっています。
リアディレイラーのキャパは、11-36Tと
かなりワイドになっており、グラベルライドも
視野に入る運用ができそうですね。
フロントディレイラーは、先代のR9150
くらいの大きさでまとまっており、
シンクロシフトに対応しているとのこと。
重量は、合計で約2.8kg
お値段は、20万円ちょい。
電動化ということで、レバーとディレイラーが機械式とくらべてやっぱり割高に
なってしまいます。なんといってもバッテリーのプラス2万も大きいかなぁ。
それでも電動変速はやっぱり楽なので、まぁこんなものかと思います。
ただ、やっぱりこの価格帯を考えると
旧世代のアルテグラDi2で良くない?って思ってしまいます。
途中が無線構造と12速にこだわりがあるのであれば、話は別ですが、
11速でもギアのレンジはほとんど変わらないので、
変速途中に1枚便利なギアが挟まっているくらいなもの。
無線構造はジャンクションと1本のダウンチューブに入るケーブルがなくなるので、
ハンドル回りがごちゃごちゃならないのは、結構メリットと感じるおじさんが
多い気がします。特に配線ケーブルを整えるような神経質なおじさんにはw
いまの感じでは、すぐに飛びつくよりもこの105Di2が世代を重ねた時に
判断した方がよさそうな感じがしました。自分は初心者であっても
お金に余裕があるんだったら、きっぱりとデュラエースにしておいた方が
後々アップグレードのことを考えると逆にリーズナブルだと思ったてしまうタチなので、
105グレードの性能の良さはわかっていても、上に2機種も軽量かつ高性能なものが
ある以上は、アップグレードの欲求は止められないと思ったりもします。
まぁ、何をどう使うかはあなた次第。
ユーザーとしては選択肢が増えるということで、大歓迎なのですが!
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