スカンジウムとは、レアメタルの一つでアルミと混ぜ合わせると
高強度になることから、かつては自転車のフレームにも使われていました。
ただ、地球上に存在する量は多いものの他の鉱物と混じっている為、
アルミに比べると、産出量自体が圧倒的に少なく、高価になります。
現在は、チタンの方が自転車のフレームに採用されることが多いですね。
そんなスカンジウムですが、自転車のパーツには現在でも
ちょいちょい使われているのを耳にすることができます。
近年までデローザやビアンキでフレーム素材として使われていましたが、
2022年現在は、新車のラインナップからはスカンジウムフレームを
見ることができません。残念ながら、特殊なフレームビルダーさんに
以来するしか新品で入手する方法はないようですね。
ウチにあるのが、KCNCのSC FORCEというアルミとスカンジウム合金の
ドロップハンドルです。
ハンドル幅が400mmで218g
TNIのアルミドロップハンドルが、295g
お値段は、約3千円。
SC FORCEは、安いところで1万8千円。
77gの軽量化に5倍もの金額は、まぁ
見合わないでしょうね。コスパが悪すぎます。
・・・
スカンジウムがなくなる理由が、
分かったような気がしました。
軽量化では、カーボンに敵わないし、
形状の自由度も、金属である以上はカーボンのようにはいかない。
金属にこだわる人向けのマニアックな素材と言えますね。
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