これは日本製と言っていいんじゃないか?
ホイールの基本スペックから見ていこう!
リムは、前後以下のスペックです。
リム購入先 | WB Carbon Wheel Store |
リムハイト | 45mm |
リム幅 | 25mm |
ホール数 | 20H |
重量 | 400g |
リムタイプ | クリンチャー |
完成したホイールのスペック
フロント重量 | 730g |
リア重量 | 860g |
前後ペア合計 | 1590g |
ハブ | powerway Bitranz R13 フロント80g リア210g |
スポーク | SENQI スチールスポーク |
ニップル | 不明 |
まぁ、まぁ・・・フルカーボンホイールとしては、
なかなかの重量になりましたね~
完組メーカーのホイールと比較して行きましょう。
MAVIC | コスミック CTR 60T | 1590g |
コスミックカーボン SLE | 1620g | |
キシリウム SLR | 1355g | |
シマノ | DURA-ACE WH-9000-C50-CL | 1672g |
WH-RS81-C24-TL | 1581g | |
DURA-ACE WH-9000-C24-CL | 1387g | |
カンパニョーロ | BULLET ULTRA 50 CLUT | 1590g |
ZONDA | 1555g | |
BORA ONE 50 クリンチャー | 1485g | |
フルクラム | レーシング クアトロカーボン | 1555g |
レーシング3 | 1555g | |
レーシングゼロ カーボンクリンチャー | 1358g | |
1300g以上のホイールって結構あるんですね。
こうやって各社のホイールを見ていると1500g台の
有名どころがゴロゴロ!重量比較すると、
今回組んだホイールは、ふつう。
各社の特性が出ててメーカー比較をしても
面白いかもしれません。
フロントホイールは、前回走ってみてかなりな好印象。
まずリム幅が23mmのナローに比べて、
25mmのワイドリムの安定感にビビりました!
スポークテンションは、55kgfと一般的にはちょっと低めの
設定なのですが、自分の体重55kgでは印象的にはカチカチ
WH9000-24CL(11速デュラの24mm)は、
一般的に柔らかいホイールとして有名ですが、
それに比べるとかなり硬いです。
手持ちでいうとWH7001Cというペアスポークのカーボンホイール
に比べると若干柔らかい印象です。
まぁ、「硬い」「柔らかい」は、個人の主観ですが、
スポークテンションは客観的な数値なので、
手持ちのホイールのスポークテンションを
今度測ってみたいと思います。
さて、前後組み上がったホイールで実走のインプレッション。
タイヤは前後ミシュランのPro4 23cを使用。
※25mmのワイドリムへの23cタイヤ装着は自己責任で・・・
まずは、漕ぎ出し。前後で980gのLWCホイールに
比べると重いのは確かですが、通常の使用に関しては、
まったく問題ないレベルです。
平地の巡航に関しては、45mm幅のホイールなので
気持ちよく30km/hまで乗せることでき、
横風の影響は風速3,4mで若干受けるのですが、ハンドルを
ほんの少しだけ取れられる程度で、手元でさばけることが
できる程度。
今回、20Hで4本組みというかなり攻めた組み方なので、
後輪が心配でしたが、何のことはない
普通に走りましたし、剛性が弱いと感じなかったのが
大収穫でした。体重が軽い人にはこの程度で
問題ないんだと実感しました。
それと同時に、完組ホイールで売られている各社メーカーの
ホイールは自分のような軽量なサイクリストにとっては、
オーバースペックだったということが露わになりました。
私には、6本組みはオーバースペック。
実走するまでは、反フリー側を結線しようかどうか
迷っていましたが、実走してみてそれが不要な事が
わかりました。ヒルクライムでしかもシッティングメイン
な乗り方では、リアを左右4本組み(ヨンヨン)で
問題なし。
私も、元ヒルクライムレースで数々の入賞歴がある
レーサー(だった?)ので、ダンシングをしてみたり
ホイールの反応をテストしてみましたが、このホイールは
反応性は問題なし、横剛性も問題なし、なかなか優秀。
カスタム要素というと、スポークをSAPIMのCX RAYにすると、
前後合わせて360gほど軽量化できるので、1300gを切る
ホイールを組み上げることができます。ハブももっと軽量な
ものにもできます。ただ、この中華カーボンリムの限界は、
最軽量なパーツを選択しても、1200gをちょっと切るぐらいですね。
超軽量と言われる1000g切りにするには、リムの耐久性を
犠牲にするしかなく、構造が簡単で軽量化に向くチューブラーなら
ともかく、構造が複雑なクリンチャーでは夢のまた夢。
今回は、安価なパーツを使ってフルカーボンホイールを
組み立てましたが、1100g台のホイールを組み立てようとすると
プラス2万円は必要になってきそうです。ただ、6万円台で
組み立てられるならそれもありかもしれませんね。
中華カーボンリムの品質がかなり上がっているのを今回の
実走で実感した訳ですが、最近はフックレスホイールも
ラインナップされているので、さすが中国。
新しいものをドンドン取り入れている。
自分も今回遅ればせながらワイドリムのパワーを実感したので、
チューブレスやフックレスを検証していければと思いました。
パーツは中国製、組み立ては日本。
以下がMade in Japanと表記できる条件なのだそうです。
①日本でできた原材料を使用して日本で日本人が作る
②海外で手に入れた原材料を仕入れて日本で作る
③日本の工場内で製造している人が全て海外の人
今回は、②に当てはまりますので、今回組み立てたホイールは、
中華カーボンホイールではなく、日本製ホイール!!
ほんまかいなw
ではまた~
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